2ntブログ
2024 04 ≪  05月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2024 06
SMファン1972年8月号 ー 親子2代のS女性に調教される青年実業家 ー
2010/03/04(Thu)
『SMセレクト』を買った後、同じ年の9月の末までにもう2冊、ポケット判のSM誌を買いました。

その内、先に買ったのは『SMファン』の8月号で、『SMセレクト』の8月号を買ったのと同じ書店で買いました。

表紙は2人の全裸の女性が1本鞭で打ち合う姿を描いたイラストで、SM雑誌だということがすぐにわかるものでした。

レジが近くにあるので中身を確認することも出来ず、心臓が飛び出るくらい胸がドキドキして、しかも私服のスラックスの下でまだ1度も自慰による射精を経験したことのない私のペニスは激しく勃起していました。

雑誌をレジに持っていくと、30台半ばくらいの女性の店員さんがこちらのことをじろっと見ましたが、私は仏頂面で無視して、購入することに成功しました。

巻頭のカラーグラビアは、若いOLが事務所の事務椅子に座った姿勢で、猿轡をされて縛られている写真がトップにきているグラビアで、ページを繰るにつれて、最初はブラウスの胸が少し乱れてブラジャーが見えているだけだったのが、次第に衣類を剥ぎ取られていって、最後は全裸で縛られているというグラビアでした。

その巻頭グラビアは良かったのですが、それ以外のグラビアや小説にはあまり気に入ったものはありませんでした。

ただ、1篇だけ、ある男性が母親と娘の親子2代のS女性の奴隷にされるという小説があって、文体が優雅で丁寧だったことや、主人公が妻の黄金を毎朝食べさせられるという描写に驚いたためか、内容をよく憶えています。

その小説のあらすじは以下のようなものでした。

主人公はある青年実業家で、若い妻がいます。ただ、2人の間にはただの1度もセックスがないのです。

2人の寝室の中央には大理石の柱が1本あり、妻は夫をいつもそこに縛り付けて折檻しています。また夫は就寝の際はベッドの上で仰向けに体を大の字の格好で、両手両足をベッドの4隅の柱に縛り付けられ、ペニスには黒皮のペニスケースを細い鎖で装着されています。

朝2人が起床すると、妻は夫の顔の上に跨がり、夫の口に黄金を排出して食べさせます。
その後若いメイドが部屋に入ってきて夫の口の回りに付いている黄金を拭き取り、夫を拘束から解いて浴室に連れて行き、シャワーで体を清めさせるのです。
夫は浴室では暴君となり、メイドの衣服をはぎ取って犯します。

ある晩、妻はいつも通り夫を寝室の大理石の折檻用の柱に後ろ手に縛り付けて、夫のペニスにペニスケースを装着し、夫の口に猿轡をすると、いつもの折檻を始める代わりに思いがけないことを話し始めるのです。

実は夫は子供の時、たぶん10歳頃、現在の妻の母親で当時女学生だった少女に性的ないたずらをされていたことがあるのです。夫は妻がそのことを知らないとばかり思って結婚したのですが、妻は母親からことの顛末を全て聞いており、夫の記憶と妻が母親から聞いた話は完全に一致していました。

それは、子供だった現在の夫は未来の妻の母親によって屋敷の薄暗い秘密の部屋に連れ込まれ、昔の若武者が主君の姫君によって全裸にされて縄で縛られ、拷問を受けて苦しんでいるという秘蔵の絵を見せられるというものでした。

そして絵に描かれている若武者と同じように少年は女学生によって全裸にされ、後ろ手に縛られて局部を嬲られるのです。「別に少年の体が傷つけられた訳ではない」と小説には書かれていたので、少女は未来の義理の息子のペニスを弄んで勃起させ、もしかしたら射精させたのでしょう。

妻が義母から聞いたこの話を聞いて夫は愕然とします。そして妻は夫の前に跪いて夫のペニスからペニスケースを外すと、フェラチオを始めながらこう言います。

「素晴らしい思い出ね、あなた。

母からこの話を聞いて、あなたが愛しているのはわたくしではなくて母なのだということを知りました。

わたくしはあなたがわたくしを愛してくれるようになるまでわたくしの体を許さないことに決めたのです」

そう言いながら妻は夫のペニスを愛撫し続け、夫は射精しそうになってもがきます。
そして猿轡が外れて妻の名を呼びながら「駄目だ、してしまう!」と叫び声を上げると共に夫は妻の口の中に放出するのです。

私がこの小説で特に気に入ったのは、小学生の少年が女子高校生(または旧制の女学校の生徒)によって、屋敷の折檻部屋を思わせる薄暗い秘密の部屋の中で、男性が女性に責められる絵を見せられて局部を嬲られ、マゾ奴隷になるように純粋培養の早期教育をされてしまうという設定でした。

またこの小説は、たとえばチェーンで体に固定する黒レザーのペニスケースの描写など女性が書いたのではないかと思われるほど表現が繊細で、下品さが感じられないし、性描写も抑制されているのでかえって読者の想像力をかき立てる、文学性も兼ね備えた作品だったと思います。

この記事のURL | SM誌 | CM(0) | ▲ top
<<『SMファンタジア』1972年10月号 ー SM小説を読みながら初めての自慰、射精  ー | メイン | 『SMセレクト』 1972年8月号 2.クイーンローズと「牝奴隷一号」>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する


▲ top

| メイン |